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オプトメトリーとは

オプトメトリーとは

「ビジョンケア」という言葉がありますが、その意味はまず目の健康。その上で、正しい「視力のための適切なメガネやサングラス、コンタクトレンズの処方へと続きます。しかしながら、私たちの毎日の生活にとって大切なのは、単に「はっきり見る」ことだけではありません。

海外へ目を向けると「ビジョンケア」の「ビジョン」には視力以上のもっと広い意味があります。アメリカをはじめ、ヨーロッパ、アジアの諸外国には、眼科医と並んで「オプトメトリー」という目の国家専門職制度が存在します。そしてその分野で資格を得た人を「オプトメトリスト」(検眼医)と呼びます。

視力や目の健康といったことに最も重きを置く眼科医に対して、オプトメトリストは、目が健康であること以上に、見るべきモノを正しく目でとらえているか、目を効率よく使っているかということに着目し、高度な医療知識に基づいて「ビジョントレーニング」という手法を用いながら「見る力」全般の機能アップを図ります。

「オプトメトリー」は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパなど世界47カ国で国家資格となっていますが、残念ながら日本ではまだ公的な資格ではありません。日本にもオプトメトリストのような専門職資格制度の、一日も早い導入の必要性を強く感じます。